太ももの痛み 原因が分からない。


中一女子 右太ももの痛み
 
右太ももの前面に痛みあり、膝を曲げれない。
 
膝の屈曲30度 伸展0度
 
明後日陸上部の試合があり、出場したいとのこと。
 
受傷機転不明
 
筋力問題なし
 
深部反射問題なし
 
感覚問題なし
 
 
心理的問題を疑い、検査するも分からず
 
方針を変え、痛みに関する主観的な学習があるのではないか、そちらからのアプローチに切り替えた。
 
感じてる痛みの色は?との問いに赤と答える。
 
大きさは?  このくらいと手で表現する。(ソフトボール大)
 
治ったら色と大きさはどう変わる?と聞くと、ゴルフボールくらいでオレンジと答える。
 
その痛みの大きさと色をイメージしてもらい、アジャストを行った。
 
すると、屈曲角度は100度まで増した。
 
次に完全に痛みが消えて、曲がるようになった時は、太ももの痛みの大きさと色はどうなる?と聞くと透明になり、大きさは無くなると答えた。
 
その状態をイメージしてもらいながら、アジャスト。
 
結果は、痛みも消え膝の可動域も完全に回復した。
 
 
患児は喜び、その場で右足でハイキックなどやり始めた。
 
二日後の陸上競技大会には、問題なく出場出来たそうです。
 
 
このケースは器質的な問題は、無いが心理的問題があったと思われる。
 
その心理的問題の核心は追及できなかったが、主観的な痛みの学習をリリースすることで、症状の消失に繋がった。

0コメント

  • 1000 / 1000