最近僕は仕事の本質がようやく分かってきた。
仕事というものが最近になってようやく分かってきた気がする。
本気で伝えたい想いを乗せることが出来る、そんな商品を人に提供する事ではないかと…
ほとんどの人、僕もそうだったけどまず商品ありきですよね。
僕の場合は治療家ですから、まず技ありきでそれを来ていただいた患者さんに施していたわけです。
僕の場合は、「患者さんと患者さんの家族が人生をポジティブに変化させる」こういうコンセプトで働いています。
これを実現出来る技を提供したいんです。
なんだかあのテクニック最近評判が良いから学んでみようだとか、簡単に身につけることが出来そうだからあのテクニックを学んでみようだとか、あの先生が使ってるテクニックだから学んでみようだとか、色々悩みながらあれもこれも学んでみてその中で答えが見つかるかも…なんて思って結局テクニックをショッピングする事って多いんです。
自分の体験の中で「心底これは良い」と思えるものを提供したいはずです。
映画を観て本当に良かったものを人に薦める感覚です。
世間の評判が良い映画を観て、なるほどまぁまぁ良いんじゃないかと思い、これなら観ても損はないという感じで薦める映画ではないんです。
世間の評判なんて関係なくて、自分で本当に良い!良かった!という想いを伝えると自然と熱が入るはずです。
最近クイックマッサージ系の方から、同じようにしてるのになぜかお客さんが取れないという悩みを聞きました。
多分ここじゃないかと思うんです。
技、スキルではないと思うんです。
人はその人の発する熱量に心動かされるんだという事です。
旭川動物園スッゲー良かったよ!本当に行っておいで!絶対行っておいで!次の休暇にでも彼に言って2人で行っておいでね!
本当に良いと思ったらこんな風に言えるんです。でも遠いからな…なんてこと思わないんですよ。バルト三国すっごい良かったよ!絶対行った方が良いよ!って遠いとかお金かかるとか関係なく言えるんです。
でも、自分の仕事に関して言えるかな?
私のマッサージすっごく良いから、どこか辛い時は他所に行かないで、絶対私のところにおいで!
こんな風に言える人少ないです。
だけど言える人は言うんです。
そんな人の主語は「私」じゃないんです。
「私」凄いって言ってる訳じゃないんです。
「私」が◯◯先生から学んだ、このマッサージが本当に凄いから体験して!って言うんです。
言えない人は、「私なんてまだまだそこまでの域には達してないから…」と、とにかく「私」「私」「私」とダメな「私」を主役に持って来たがるんです。
以前マツダの営業マンが僕にこう言いました。「僕なら今この車買うんなら、ホンダのステップワゴン買いますよ」って。
こんな事言ったら絶対マツダのその車買わない。
結局のところ商品は、想いが乗るから売れるんだってこと。
だからキャリアが浅くても、実はあんまり関係ないんだと思う。
経験が浅いというのは、あんまり言い訳にならないんです。
自分可愛いくせに、結局自分はダメって事が前面に出てきてしまう。
なーんにも誰にも良いこと無し!
自分が感動した心動かされた、そういうものを世の中や人に薦める事、そしてそれによる対価をいただく事、さらにいただいた対価を基にもっともっと多くの人に薦める事が、実は志事なんだとこの歳になって思えるようになった。
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