カイロプラクティックに対する誤解①/歪みの矯正ではありません

先日カイロプラクティックは、歪みの矯正ではないという記事を書きました。


カイロプラクティックって本当に正しく理解されてないんです。


それも仕方ない部分があるんです。


カイロプラクティックの創始者D.D. Palmerが亡くなった時、息子のB.J. Palmerは、父親の影響力を消すため自分なりにカイロプラクティックを変えたと言われています。


カイロプラクティックに関する誤解を数回にわたって書こうと思います。

カイロプラクティックのイメージは、骨をボキボキですよね?


だから歪みを矯正して、正しい姿勢に導くテクニックと思われがちです。


歪みを矯正して腰痛や首の痛みなど、筋肉や骨格の問題といった、いわゆる整形外科で扱うような症状に対して行うものというイメージが強いと思います。


でもカイロプラクティックの本質は違います。



そもそもD.D. Palmerが歴史上初めてのカイロプラクティックを行った時は、難聴を改善させたんです。


腰痛だとか肩こりではなかったんです!


骨を動かすテクニックも確かに効果はあるんです。


だけど考えてみると、骨を動かすのは筋肉で、筋肉を働かせるのは神経なんです。


カイロプラクティックは、神経系に対するアプローチなんです。


つまり骨はバイト、筋肉はバイトリーダー、神経は店舗責任者と例えることが出来ます。


何かあった時、責任者と話すのが手っ取り早いんですね。


しかしこの責任者は実は凄いんです!


ただの店舗責任者ではないんです。

神経というのは数百の神経があります。この数百の神経が何十兆もの細胞をコントロールしてるんです!


なかなか凄い責任者でしょ!


実はカイロプラクティックは、メンタルな問題に効果を発揮することが出来るんです。


カイロプラクティックは脊髄の後ろ側の後角という部位から、脳報酬連鎖反応を介して健康で生き生きとした状態を実現させることが出来るんです。


カイロプラクティックが扱う神経学的な機能障害は、脳報酬連鎖反応の機能障害を引き起こすんです。


そうなればドーパミンの低下を引き起こして、鬱のような状態になり、人生において喜びを感じにくくなるんです。


僕の理学療法士としての仕事の哲学は「リハビリを通じて患者さんとその家族が人生をポジティブに変化させること」としています。


患者さんの痛みを何とかしなければ!などとは、正直あまり考えていません。


高名なカイロプラクターであるDr. Holderがこんな事を言ってたんです。実は今日知ったんです。

それはどういうことかと言うと…
「最後のカイロプラクティックのニーズは頚部痛や腰痛の研究ではなく、人間の可能性、幸福の状態と生活の質に関する研究が必要です」
…と、言ってるんです。


同じような所を見ていたんだなぁと思うと、つい嬉しくなりました(^^)

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