お金の使い方は立場や育った時代により違うんだなぁ…

PTやOTを対象としたセミナーはとても安い。
一方カイロプラクターやオステオパス対象のセミナーは結構高い。

これはPT OTは雇われていて、カイロプラクターやオステオパスは開業している者が多いという事情も一つにあると思う。

私が講師をするPT OT対象のセミナーは、受講料が2,000~20,000円程度。
私が勉強をしに行くセミナーは、だいたい40,000~180,000円位で、この一ヶ月で50万円以上使った。

私が講師をするセミナーでこういうセミナー料金の違いを話すと皆一様に驚くとともに、自分には関係のない世界の話と思っているように感じる。

私がまだ8年目の駆け出しの頃、セミナーに参加しだした。
この頃参加したセミナーは、だいたい30,000円程で月にセミナー代や本代に150,000円程使っていた。
私のセミナーに参加する参加者たちにこんな話をすると、自分にはそんな金は無いと言う。

私も金があったわけではなく、日曜に日雇いのバイトに行ったり、仕事前の朝の3時から宅配の仕分けのバイトに行ったりして給料以外の金を稼いでセミナーに参加して勉強していた。

こういう話をしても、関心はしても行動に移す者はまずいない。
日雇いのバイトも昔ほど多くはないだろうし。

昨日中学時代の仲間と食事をしていた。
設計建築業をしている友達が、最近の若い者は、ずーっと不景気の中で育ってきたから、それに慣れすぎている。決まった給料の中で何とかやり繰りする事を大事にしていて、今以上に稼ごうという発想が乏しいと言っていた。


私たちバブル組はそれに比べ野心が強く、肉食系で稼ぐ事に限らず色々な事にガツガツしていた。
良い服着て、良い車に乗って、良い彼女を得てガッツリ仕事して、大いに使う。


私はセミナー業をしているが、これで得た金をもう流石に女に使ったり、服に使ったりなどは無いが、私の勉強するための金に使っている。
本業のクリニックから得ている給料には、私は一切手をつけていない。小遣いも取っていない。

私の職場のリハ室にある本、壁に掛かる絵、観葉植物のほとんどは私が買って持って行っている。
また治療用ベッドもクリニックが用意したものとは別に、私が使いやすいと思うベッドを二台持ち込んでいる。
その他、ムービングディスク、プッシュアップ台、経絡人形、リハビリの鏡や私が治療に使うアクチベーター、インテグレーター、オリキュロセラピーの微弱電流を流す機械、SOTブロック、ドロップボードなども私が買って持ち込んでいる。

初めに今の職場にきた時は本棚はあるが何も無い、ガラーンとして声が響くような状態だった。

それでも前任者は一年働いていた。
私のようなものは少ないと思うが、自分の職場が心地良く、使いやすいように自分でデザインしているだけである。

職場が買ってくれないなら、自分でやっちゃえ的な発想だ。
バブル育ちの発想かも…

もちろん私のセミナー参加費は職場からは出してもらってない。

こんな話を私のセミナーで受講生に話しても、よしっ俺もやってやろうという者はやはりまずいない。
時代が違うんだろうな。

でも最近ファッションも30年周期と言われるように、バブルの頃厳密にいうと少しバブルより前のファッションが戻って来たようだ。


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