先生、治りますか?…と聞くと先生はなんと答えますか?


昨日、職場で恒例の健康教室を行った。
 
テーマは膝痛
 
変形性膝関節症の説明と治療についての説明を一通り行い、さらに脚の症状のスピリチュアルな意味までお話した。
 
最後に男性受講者から「結局治るのですか?」と質問があった。
 
こういう質問は膝痛の他にも頻繁に受ける。
 
しかし、逆に聞きたい。
 
治るってなんですか?
 
健康ってなんですか?。。。良く考えたことがありますか?
 
コインの表が健康、裏が病気というような2元的なものではない。
 
薬やリハビリでころんとコインがひっくり返るように、病気が健康に変わるものではない。
 
病気と健康は裏表ではなく、連続したもので、その時々の状態を現しているに過ぎない。
 

健康⇔病気

 
左に向かうということが治るということであれば、矢印のどの部分からでも左に向かえば治っているということである。
 
しかし多くの人はちょっと良くなっても治ったとは言わない。
 
いったいどこを目指しているのだろう?
 
痛みが無くなったとき? 正座が出来るようになったとき? 以前と同じくらいまで戻ったとき? 
 
以前っていつの時? 
 
しかしやはり多くの方は言う。  もう歳だから無理ですね。。。その反面治りたいと思っている。
 
しかし治るということを真剣に考えたこともないし、健康というものについて真剣に考えたことのない人がほとんどだと思う。
 
一番左側の最良の健康を目指しているのですか?。。。と聞いてみたい。
 
コインのように裏と表しかないと思っている人は、病気の対極に突然健康があると思っている。
 
晴れていても雲があるように、一言で晴れと言っても様々な状態があるものだ。
 
人間の健康もそれと同じだ。 
 
もし最良の健康を目指すのなら、医療だけに頼らずタバコを止め、酒を控え、運動をし、暴飲暴食を止め、ストレスをうまく解消しなくてはいけない。
 
健康と病気は連続したもので行ったり来たりしており、その時の状態を現しているにすぎない。
 
つまり病気と健康は同時に或ることが出来るものなのである。
 

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