人はいつでもこの世を照らすことが出来る。気付くのが遅かったとしても…
「以前には怠りなまけていた人でも、
のちに怠りなまけることが無いなら、
その人はこの世の中を照らす。
……あたかも雲を離れた月のように」
仏陀は気付くのが遅かったとしても、気付いた時からこの世を照らすことが出来るといってくれている。
セミナー講師をしていて、若い参加者には常に敬意を払うようにしている。
僕自身が全然やる気なく、ろくでもない先生だった。
次の休みには何をして遊ぼう…そんな事ばかり考えていたし、アフターファイブに何をしようかとばかり考えていた。
僕が「もっとやらなきゃなぁ〜」と思ったのは、臨床に出て8年目を迎えてからだった。
若い人を見るにつけ、色々思うことはある。だけどそれは時代が違うからと思うようにしている。
僕のようにかなり遅れて目覚める者もいるだろうと思えるし…
ニュートンやアインシュタインに物理を教えた先生がいるわけで…シェークスピアに国語を教えた先生もいたはず。
僕のセミナー参加者の中にも、もしかしたらシェークスピアやアインシュタインがいるのかもしれない…そう思えば、あまり偉そうに接することも出来ない。
臨床実習のスーパーバイザーもそのようなつもりで、学生に接すれば良いと思う。
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