逆流性食道炎は横隔膜をチェック!
以前から、私が腰痛で診ていた高齢女性。
予約のキャンセルがあった。
次に診たときに話を聞くと食べると吐き、何度も吐き、吐くものが無くなって胃液を吐き、終いには黒いものが出てきたとのこと。
眩暈もするらしい。
消化器科で診てもらい逆流性食道炎と診断され、薬を処方された。
しかし、私が診たときには少しはマシになったものの、まだ完全ではないとのこと。
逆流性食道炎の要因の一つに食道裂孔ヘルニアがある。
食道裂孔ヘルニアとは、横隔膜を食道が貫いて通るのだが、胃の上部の一部が横隔膜の上方へ嵌入してくるものである。
食道裂孔ヘルニアに対するアプローチで横隔膜にアジャストするテクニックがある。
試しに試みた。
次に診たときに話を聞くと、物凄く効果があったとのこと。
それまで、少しは良くなっていたが、まだまだ食べるには苦労していたのだが、その日の夜にはお腹が空いて空いて、夜ごはんを食べたにもかかわらず夜中にまたこっそり一人で食べたという。
朝起きると、娘さんが何故か増えている洗い物を見て、誰が夜中にまた食べたんだ?と思ったのだが、まさか逆流性食道炎で苦しんでいた母親だとは思わなかったようで、いつからそんなに卑しくなったんだと責められたそうです。
それからすっかり楽になったそうです。
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